寝袋もテントと同じく種類が豊富にあるため、選ぶのが大変なキャンプアイテムです。私も「夏場に保温性の高い寝袋で寝苦しかった」「秋口に夏用シュラフを選んだら寒くて寝られなかった」という失敗しています。このような失敗をしてしまわないように、選び方を紹介します。
寝袋・シュラフのタイプと特徴
封筒型
長方形をした下から上の幅が同じタイプの寝袋です。布団に近い感覚で寝られて、暑いときは足元を開いて温度調整できますが、体への密着感がないので保温性は高くありません。また、収納時かさばりやすくなっています。
マミー型
ミイラのマミーから由来するこのタイプは、体の形にあわせた形状になっていて、寝姿がミイラに似ているため、マミー型と呼ばれるようになりました。密着感が高くすきまができにくいので、封筒型に比べ保温性が高くなっています。寒い時期に向いているといえるでしょう。コンパクトに畳みやすいのでソロキャンプや登山に向いているタイプです。
その他
封筒型とマミー型のメリットを併せ持ったエッグ型や、人の形をした人型の寝袋もあります。
寝袋の選び方
使用する季節や場所から選ぶ
寝袋の役割は就寝時、体を冷やさないようにする保温性が重要です。これは寝袋を選ぶうえで重要なポイントなので、いつ、どこでキャンプをするのか、気温はどうなのかを考えて選ぶようにしてください。寝袋には使用温度目安というのが記載されています。使用温度目安から+5度程度を目安にすると良いといわれています。保温性は中綿の量が関係し、軽ければ保温性が下がり、重ければ保温性が高くなるという具合です。また、季節別に夏用、冬用、3シーズン(春・夏・秋)用があります。国内のキャンプ場なら3シーズン用を選べばいいと思います。
収納サイズから選ぶ
車やバイク、自転車、徒歩など移動手段によって重要になるのが収納サイズ。コンパクトになるものであれば、持ち運びしやすく収納場所にも困りません。圧縮性の高い寝袋だと2Lのペットボトルくらいコンパクトになるものがあります。
おすすめの寝袋・シュラフ
モンベル ダウンハガー800#3
人気アウトドアブランドのモンベルの寝袋です。非常にコンパクトになるので、持ち運びしやすく、素材、機能性ともに優れています。
スノーピーク セパレートシュラフ オフトン
自宅の布団で眠っているような寝心地を提供してくれます。オフトンシリーズは種類も豊富なのでキャンプ場の場所や気温にあわせて選べます。
