携帯トイレは持っていこう

携帯トイレについて

大自然の中で料理を作ったり、テントを張って中で寝たりと、キャンプでは日頃の生活ではできない開放感を味わうことができます。
ところがキャンプに慣れていないと、トイレの問題で壁に直面してしまうことがありますよね。
キャンプ場の多くはトイレや洗面所の設備が整っておりトイレの心配がありませんが、野営するとなると話は別です。
野営地にはトイレの設備はありませんので、携帯トイレを持って行くのが便利ということになります。
野営地というのは国有地か私有地ですので、木陰に穴を掘ってトイレをすると、他人が所有している土地を汚してしまうことになります。

携帯トイレにはさまざまな形状のものがありますので、使い心地や荷物の多さなどに合わせて選ぶのがおすすめです。
便座の部分があるタイプの携帯トイレはかさばってしまい、野営地では洗うのも不便なので、便袋をそのまま使用するのが便利です。
便袋の中には高吸水性樹脂などの吸水凝固剤があらかじめ中に貼り付けられているタイプのものと、自分で凝固剤を振りかけるタイプのものがあります。
一晩に何回かトイレに行くことも考えて、多めに持参することが大切です。

携帯トイレと一緒に持っていきたいグッズ

携帯トイレと一緒に持っていくと便利なのは、携帯シャワーや防水対策が施されているトイレットペーパーなどです。
自宅でシャワートイレを使用しているのであれば、たとえ野営地であっても携帯シャワーですっきりとしたいものですよね。
携帯シャワーの中にはペットボトルに取り付けて使用できるものなどもありますので、使い勝手のいい製品を選びましょう。

トイレットペーパーは、キャンプ地では何かと濡れてしまうこともあるので、キャンプ用品を用意する際に防水対策を施しておけば安心です。
方法は簡単で、トイレットペーパーの外側を布製のガムテープでくるむだけです。
トイレットペーパーを取り出す面だけを残してガムテープでくるんでおけば、夜露に濡れた草の上に置いても紙が湿ることがなく、快適に使えます。
トイレットペーパーの芯は抜いておいて、内側の部分から紙を引き出して使うようにします。

持ってきた携帯トイレを使い尽くしてしまった時は

持ってきた携帯トイレを全部使い尽くしてしまったような時には、地面に穴を掘って用を足します。
穴は10cmから20cmの深さにしっかりと掘りましょう。

使用したトイレットペーパーは穴の中に一緒に埋めず、必ず持ち帰るようにするのがマナーです。
トイレットペーパーは天然素材を使っているとはいえ、分解されるまでに非常に時間がかかります。
もうひとつ、水場の側に穴を掘ると河川を汚染することにもなりかねませんので、必ず水場から遠いところに穴を掘るようにしなければなりません。

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